宗教学のレポートで、ルターについて調べることになった。
マルティン・ルター、その名も宗教改革ではよく知られている。
けれど、ルターの音楽の才能のことについては、なかなか知られていないのではないか。
彼は、美声の持ち主で、宿屋のお上も、ルターのあまりの歌声の美しさに、無料で泊めたらしい。
それに、彼はリュートも弾けた。今でいう、ギターに弾き語りの、ポップシンガーと言ったところだろうか。それに、大学では、ドクターと名のついたほどの名説教をしたというらしいから、
これはもう、ルターが人気があったのは一目瞭然だろう。
しかも、新しいドイツ語礼拝で中心にしたのは、コーラス。みんなで歌って、信者の心を
わしづかみにしようとした。しかも、当時のいわゆる流行歌や、カトリック教会の礼拝で歌われている、スタンダード聖歌讃美歌の、替え歌をドイツ語で作っている。
そして、何より当時の最新テクノロジーの”印刷”という方法を使ったことによって、
より多くの人が、その歌本を手にすることも可能となった。
ルターの功績は、聖書だけでなく、音楽の力も大いに利用したのだ。
卓上記録による彼の音楽に対する言葉は、熱烈たるものだ。
それゆえ、ルターは、音楽による効果を誰よりも知りつくしていたはずだ・・・。
・ 音楽は最大のもの、真に神の贈り物で、それゆえサタンに嫌われるものである・・・
・ 音楽は不安な人には最大な慰めである。その人がたとえほんの少ししか歌えなくても。
・ 音楽は最高の学である。楽譜は歌詞を生き生きとさせる・・・
だからこそ、ルターに画家や、音楽家、詩人たちがついていったのかもしれない。
ルターには補えなかった部分も、他の芸術家たちによって、その感動を伝える
媒介となっている。クラナッハ、ゼンフル、ワルターなど数えきれない作品を
今に残している。そして、のちにバッハ、メンデルスゾーン、ワーグナーやドビュッシー
にいたるまで、ルターが作った歌をもとにして、その魂を受け継いでいる。
その感動とは、その原動力とは、なんだろう。
それまで、明かされることなく、十分に伝えきれなかったこと、ルターが一番心を打たれた、
”神の慰め”そして、本当の意味での”罪の許し”を知ったからだろう。
そこに、神を愛を再確認したことへの感動が、人々を動かしたに違いない。
彼の歌は、今も素朴で、心に残るメロディーを刻んでいる・・・。
2012年6月16日土曜日
2012年6月11日月曜日
プロに向けて歩むアヒル
8月から新しくハンブルグの音楽学校で働けることになりました!
それから、アンサンブルの仲間たちと、先週やっとデモCDを作ることができました。
これから秋にかけて、本格的にCDを作りたいと思っています。
私たちのアンサンブルは、歌、リコーダー、テオルボ、チェンバロ(オルガン)そして、ガンバ。
CDをつくるのっていうのは、結構時間も、お金もかかる・・・。
それに加えて、教会を予約したり、チェンバロを借りたり・・・・本当にたくさん計画しなければ
ならないんだと、思い知らされました。
曲は主に、ドイツとイタリアもので話しが進んでおります。
デモCDはたったの20分だったのにも関わらず、4日間にわたる、集中プロ―ベによって
どっと疲れてしまいました。
何しろ、ブレーメンの音大でプロ―ベしたものの、私以外、部外者だったことで、練習室のことなど、
文句を言われたり、結構冒険がありました・・・。
学校の録音だったので、そんなに満足いくものではないけれど、
何度も撮り直しがあり、結局4時間かかりました。CDの録音は大体3日間、60分・・・。
日程的にも、厳しいものがあります。みなさんどうされているのでしょうか・・・。
でも、今回録音して、自分の足りなさに気づくチャンスでもあり、とっても勉強になりました。
まだまだ、プロの道は、険しくて厳しいけれど、頑張ります!
それから、アンサンブルの仲間たちと、先週やっとデモCDを作ることができました。
これから秋にかけて、本格的にCDを作りたいと思っています。
私たちのアンサンブルは、歌、リコーダー、テオルボ、チェンバロ(オルガン)そして、ガンバ。
CDをつくるのっていうのは、結構時間も、お金もかかる・・・。
それに加えて、教会を予約したり、チェンバロを借りたり・・・・本当にたくさん計画しなければ
ならないんだと、思い知らされました。
曲は主に、ドイツとイタリアもので話しが進んでおります。
デモCDはたったの20分だったのにも関わらず、4日間にわたる、集中プロ―ベによって
どっと疲れてしまいました。
何しろ、ブレーメンの音大でプロ―ベしたものの、私以外、部外者だったことで、練習室のことなど、
文句を言われたり、結構冒険がありました・・・。
学校の録音だったので、そんなに満足いくものではないけれど、
何度も撮り直しがあり、結局4時間かかりました。CDの録音は大体3日間、60分・・・。
日程的にも、厳しいものがあります。みなさんどうされているのでしょうか・・・。
でも、今回録音して、自分の足りなさに気づくチャンスでもあり、とっても勉強になりました。
まだまだ、プロの道は、険しくて厳しいけれど、頑張ります!
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