日本で12月25日に名古屋で行われます、即興演奏会。その他に最近は、ジャムセッション(即興セッション)の他、即興をする機会にとても恵まれてきている。
ちょうど去年、冷や汗をかきつつ、即興セッションをしたころより、亀の歩みほどではあるが、
だんだん、即興演奏にも慣れてきてる自分に驚く。
どうしたら、即興できるようになるんだ?と、知り合いに聞くと、時間はかかる。10年たったころ、
はっと、自分ができるようになったんだと気がつく。といってくれた。
10年、学生をして、やっとひと段落して、自分がプロだといっても、またこれから10年。
修行は、果てしなく続く。でも、辛いだけではない。
即興をすることは、インスピレーションでもあるけれど、楽譜からの解放。自由に音楽を操る
錬金術師。あるいは、ガラス玉遊戯なのだ。
私が最近手がけているのは、新しい4声マドリガルに、5声を作曲するという作業。これまた
骨の折れることだ。Quintavoxの例は、オルティスの中に紹介されている。
マドリガルはこれまで、3曲ほど仕上げてきたが、どれも、バスタルダで、各声部を自由に書いてきた。しかし、Quintavoxには、対位法をマスターし、それぞれの声部とは異なるものを
作り上げなければならない。
2月には、スイスのローザンヌで即興演奏をする。
昨日そのプログラムを作成した。
ディミヌーションによる、マドリガルの即興、
その他、2声のカノンの即興、ヘクサコードの即興、
フーガの技法。バッハのG線上のアリアによるフランス組曲の即興。
など。
特に、まだ新しいのは、ヘクサコード、(ドレミファソラ)ut re mi fa sol laの即興は始めたばかりで
難しい。けれど、楽しい。
まだ、これからやりたいことがたくさんあって、
わくわくする。
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