2013年1月31日木曜日

schleswig演奏会



北ドイツSchleswigのGottorfer 城にて 15世紀から17世紀の愛の歌をテーマに1月25日に演奏した。
出演者 Martin Erhardt (オルガン)伊藤美代子(ガンバと中世フィドル)
プログラム
G.Binchois Je loe amours 
G.Dufay, Se la face ay pale 
P.Sandrin, Doulce Memoire, 
C.Rore, Anchorche col partire (Diminutinによる即興)
Monteverdi, Ohime chio cado, Si dolce e il tormento, 
Henry Purcell ,Music for a while

Gottorfer Schloss (landes museum)

                                                  1560年のオルガン
                  内側は修復されているが今でも素晴らしい音色だ。

              
 私は、この手前側の机の上に乗って演奏した。
 下には、礼拝堂がある。



 2段鍵盤の足鍵盤なしのオルガン。ルネッサンス様式のオルガンでこのように今でも
残っているのは珍しいのではないか?




 オルガンの調律の様子。パイプの下側に、鍵盤を押さなくても良いようにボタンがついて
いて、ひとりで調律ができるようになっていた。
ミーントーンの調律。心地のよい3度が教会に響き渡った。


この演奏会の醍醐味は、何よりも即興。
今回私にとっては初めての試みた。

Pierre SandrinのDolce Memoireや、Cipriano de RoreのAnchor che col Partire
のマドリガルに、ヴィオラバスタルダの旋律を即興した。
自分で即興してみて、二つの有名なマドリガルが、たくさんの作曲家たちによって即興
した理由が頷けるほど、この曲は完成度が高い。しかし、この2曲は対照的で、
光と影のような印象を持つように感じた。
Dolce Memoireの歌詞自体が、謎めいていて、特にOr maintenant a perdu son pouvoir,
の訳は、複数の意味に解釈できるなど、 (彼女は力を失ったのか、お金を失う?)
とても不思議な雰囲気を持つイメージがあり、
(また、特にオルティスのDolce Memoireは中~低弦にかけてを主に使用するなど、
故意にそのメランコリーを表現しているとも考えられないか?)
私はQuintvoceでも、この曲の即興を試みたのだが、それは雰囲気の全く違うものとなってしまった。

それに対して、Anchor...の方は、とてもわかりやすい歌詞で、音楽の構成もしっかりと作られて
おり、クライマックスの作りやすい曲であるのだが、
この2つの曲、それぞれに良さがあると思った。

MonteverdiのOhime や、Henry PurcellのMusic for a Whileはそれぞれジャズを思わせるような
バスのテーマに、移調などの多様性に富んだ面白みのある即興が楽しめた。

おまけ

最近読んだ本の中でヘルマン・ヘッセのガラス玉遊戯という本がある。
その中でクネヒトは、音楽名人に出会って、音楽の即興性に目覚めるのだ。
それはまさに私が今試みようとしていることそのものだった・・・。

ガラス玉遊戯とは・・・
音楽と数学にもとづく特殊な符号と式とを用いて、あらゆる学問や芸術の内容を理解したり表現したりするものである。(発明者は、人道主義者で音楽理論家のペロットであり、文学や符号のかわりにガラス玉を用いたため、ガラス玉を用いなくなってからも、この遊戯はガラス玉遊戯と呼ばれている)。これを行なうには、均衡のとれた高度の知性と感性とが必要なため、この遊戯は、神の礼拝と同様に神聖なものと見なされた。




2012年11月13日火曜日

演奏会予定

11月17.18日場所Duisburg 
アンサンブル Schola StralsundensisによるPetitiones cordesの演奏 

11月23日 場所Bremen St.Simon Petruskirche 
~フリードリヒ2世(プロイセン王)の時代~ 
C.F.Abel, J.J.Quantz, C.P.E Bach 他 
http://www.facebook.com/events/247231175404597/ 

12月16日 場所Luetjenburg  
クリスマスオラトリオ; Johann Schelle 

11月30-12月1日 場所weimar 
~Playground 即興演奏フェスティバル~ 
http://www.playgroundfestival.de/index.html 

2013年 
1月18日 中世ルネッサンス音楽祭Sens 
http://www.obsidienne.fr/musique-medievale/accueil.php?change_langue=en 

1月23日 場所Bremen Haus im park 
~現代音楽:ビオラダガンバコンソート~ 
作曲Lee santana 

1月25日 場所Schleswig 16時より 
~15世紀から17世紀の ”愛の歌”~ 
ドイツ歌曲、フランスシャンソン、イタリアマドリガル 
http://www.facebook.com/events/494860653881512/ 

2月22日 場所Den Haag 20時15分より 
Schola Stralsundensis 

3月10日Hildesheim St.Godehardt 17時より 
マルコ受難曲  

2012年11月7日水曜日

ド根性ガエル空を飛ぶ


今回、バッハ・アーベル国際ビオラダガンバコンクールで賞を頂きました。
独渡してかれこれ、10年経ち やっと芽が出たという感じでしょうか。

ドイツに来たばかりの私は、右も左もわからず、戸惑うばかりで
いろんな方に助けて頂きました。教会関係の方はもちろん、特に日本人の方には
本当にお世話になり、何も恩返しができないままで申し訳ない思いです。

特に今回のコンクールで嬉しかったのは、審査員のパオロ・パンドルフォさんに、
”君は前回のコンクールよりも大きく成長した。しかもとても勇気がある演奏だった。
僕は君を誇りに思う。君のことは、一番最初から知ってるから!”
という言葉でした。
私は彼の前で泣きました。彼もうっすら涙を浮かべていました。
パオロとは、ガンバを始めて半年後に海外に飛び込んだ頃から知り合い、
私の成長を見届けてくれました。

3年前、バッハ・アーベルコンクールを受けて、惜しくもファイナル落ちしたとき、
彼の言葉は、誰の審査員の言葉よりも印象的に残ってます。
”君の演奏は、君から出てきていない”

私はこの3年間で、この意味を自分なりに探ってきました。
自分は人の真似であってはならない。自分の演奏とは何か。そして
ガンバ弾きである前に、日本人として、この楽器を弾く意味は何だろうか。と。

そして、一番自分がコンプレックスとしていた、
自分自身に自信を持つこと。
自分にとって今回のコンクールは、まさに自分との戦いでした。

でも、今回学んだのは
いかに自分を出すのではなく、”いかに音楽に委ねるか”という
ことでした。
まるで水の中で泳ぐ魚のように・・・。

このコンクールを終えて、私は新たにスタートを切った気持ちでいます。
ヒレ・パール先生や、ビットリオ・ギエルミ先生との出会いを通して、
これからも、続けて前に進んでいこうと思っています。

これからも応援よろしくお願いいたします!

2012年9月1日土曜日




来週から、オルランド・ディ・ラッソのプロジェクトで、 
アンサンブルSchola Stralsundensisの演奏会をします。 

9月8日(土曜日)  19時半からSt.Nikolai教会にて( Stralsund) 
10月18日(木曜日)12時から St. Martin教会, Kaufbeuren 
10月19日(金曜日)20時から アンティークミュンヘン宮殿にて (muenchen) 
http://www.scholastralsundensis.de/外部リンク 

曲目:”ラッソの聖ペテロの涙”
精緻を極めた21の宗教マドリガーレからなる曲集《聖ペテロの涙 Lagrime di San Pietro 》であり 
ラッソの絶筆。没後に出版された楽譜(1595年)は、ローマ教皇クレメンス8世に献呈された。 

アンサンブル"Schola Stralsundensis" 
Maurice van Lieshoutの指揮による
Stralsundにある図書館からのオリジナル自筆譜“XXIIII Cantiones” (Eucharius Hoffmannによる)を基に、アンサンブルを結成。ガンバ、リコーダー、トラベルソ、オルガネット、声楽、全17名からなり、歴史的なコーラス本(オリジナル譜)を基に演奏活動している。 

2012年8月28日火曜日

今日は、ヒルデガルドのスープを作ってみました! 

断食のためのスープで、いろんなハーブや香辛料が使われています。 

使うもの 
・1カップの小麦穀物 
・ニンジン 
・豆 
・フェンネル 
・セロリ 
・ハーブ 
・塩など香辛料(しょうが, ティミアン、 Bertramカモミールの仲間など) 

作り方 
20から30分ほど煮込んで、その後漉してから、温めてできあがり。 

作っているときも、なんか魔女になった気がします。 
食べるとしょうがで体がぽかぽかしました。 
ぜひお試しあれ 


Die Fastensuppe 
Fastensuppe pro Person und "Mahlzeit" : 1 Tasse Dinkelkörner zusammen mit 
Mohrrüben, Bohnen, Fenchelgemüse, Sellerie (die Gemüse können zusammen 
oder auch einzeln in der Suppe gekocht werden, je nach Saison-Angebot), 
Kräutern und Gewürzen wie Salz, Galgant, Quendel und Bertram ca. 20-30 
Minuten Kochen, abseihen und warm zum Trinken geben. 

2012年8月25日土曜日

 論文のテーマにもした、ブクステフーデのゆかりの地、リューベックへ
昨日、ようやく足を運ぶことができた。

ブレーメンから鈍行電車で約3時間。
天気はすぐれなかったが、この時を逃したら、次にいつ行けるかわからなかったので
出発することに。

ブレーメンからハンブルグ行きに乗ると、
一面に広大な畑が広がり、夏の清々しさに我を忘れる。

ハンブルグから乗り換えて、そこから約40分。
とうとう、リューベックに到着。

私を出迎えてくれたのは、Holsten塔。トラベ運河に囲まれた小さな中世の島。
そこは、世界遺産に登録されている。

塔をくぐって、真っ先に向かったのは、当然.Marien 教会。
ブクステフーデがオルガニストとして活躍していた教会だ。
バッハがはるばる徒歩でブクステフーデの演奏を聴きにいったのは
有名な話しで、3か月もそこに留まったと言われている。
それほどまでに、若き頃のバッハ(1705年)、そして巨匠のブクステフーデとの対面は
感動的だったに違いない。その2年後にブクステフーデは他界する・・・。

残念ながら、マリア教会は、第二次世界大戦によってほとんど破壊されてしまった。
なので、当時ブクステフーデのころのオルガンは残っておらず、St.Jakob教会に、
                             わずかにオリジナルのオルガンが残るのみとなっ                             てしまった。


そして、マリア教会の天文時計は、1900年代に作られたもので、
15世紀に造られた物は、博物館に置かれていた。
当時のキリスト教の典礼は、ほとんどが太陰暦を基にして作られているため、
天文時計も、月や、星座の動き、そして日食までが記されていた。
1911年から2080年まで観測できる。

旧市街を観光した後、17時と19時に、Dom とSt,Jakob教会で演奏会があると知り、

Domの演奏会は、Hartmut Rohmeyerというリューベックのオルガンの教授をしている
方の演奏。ブクステフーデや、マッテゾン、ヘンデル、そしてバッハのチェンバロとイタリアの
オルガンの演奏だった。
イタリアンのオルガンは、1777年のBaggio di Rosaのオリジナルで、ミーントーンに
調弦されていた。彼に言わせると、フレスコバルディーには最も適した楽器だと
言っていた。

彼は時計職人のようなきめ細やかなで、かつ柔らかいタッチで鍵盤を自由に操っていて、しかも、教会の音響を知り尽くしているように感じだ。
音は、時間と空間との総合芸術で、オルガンは特に様々な効果音による建築のような
技術が必要なのだと思った。

次に19時からSt,Jakobi教会での演奏は、
Jean- Claude Zehnderという、長年バーゼルのスコラカントールムで教えていた
有名なオルガン弾きだった。
彼は、H.Sceidemann, F Tunder, G.Boehm, D.Buxtehude, J.S.Bach
など、ほとんど北ドイツで活躍した曲を演奏した。

Praembulum, Variationen, Canzonettaといった、オルガンの効果を十分に発揮できる曲で
その多様さに、”圧巻”だった。そこには、まさに即興性による自由さによって
それらの音に込められた、言葉が、聴く人の耳に訴えかけてくるのだ。
それは、”賛美”という言葉が、いかにもふさわしかった。
こんなにも、自由に操れる、まるで魔術師のような演奏には、きっと当時も多くの人が感動したことだろう。バッハもその一人なのだろう。
                

30年戦争という時代を超えて、プロテスタントの中でも、敬虔主義による宗教の見直しが
され、、ルターが手掛け、グーテンベルグの出版法に
よって多くの人に広まったように、音楽家たちは、音楽という手段によって
彼ら独自のオルガンの世界を作り上げていったのだ。
私たちが、現代の目から、その時代を垣間見た時、彼ら巨匠たちが、
神の言葉に耳を傾け、また感動した瞬間を、再び再発見することができる気がする。それは、率直に素直な、歓喜なのだ。
Jean- Claude Zehnder氏↑

                 Friedrich Stellwagen (1636)


                                             Italian Barock organ, Baggio di Rosa (1777)
                                             Italian Cembalo , Othmar Zumbach 1975
                                             Hartmut Rohmeyer氏



2012年8月24日金曜日

ヒルデガルトの音楽




聖なる精神よ Hildegard von Bingen "Spritus Sanctus"
http://www.youtube.com/watch?v=KFLSOXaYlUE&feature=youtu.be&fb_source=message

私の好きなスピリチャルな本たち


左から、バジル、ローズマリー、ミント、ラベンダー。
ミントの種類ってすごいたくさんあるんですね・・・。
オレンジミントや、アップルミント、お店に5種類ぐらいあって迷ってしまいました。
私の買ったのは、普通のミントです。早速お茶にしてみました。

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聖なる精神よ。

それは、生きており、私たちに、それをお与えくださいました。
それは、心、すべてに宿り、才気溢れる。
それは、すべての創造物の根源である。

そして、聖霊は、
ふさわしくないすべてを洗い流す。
すべての罪を清め、
それぞれの心の痛みを鎮める。

光り輝く生命、それは精神。
人生に謳歌し、
生命を目覚めさせ、
そして、再び、また再び蘇らせる。

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また、再び私の霊的な時間が戻りつつある。
自分を取り戻せつつある。

今日、Aさんという、とっても素敵な女性とお話ししてとてもうれしかった。
話してみてやっぱり、とっても波動の似ている方だと思った。
すべてには、時があるのだろう。
だとしたら、Aさんに会えたのは、何かの新しい扉なのかもしれない。

再び、人間らしく、自然のサイクルに戻ろうとしていた。
このスピリチャルな世界には、ただ、神の愛が存在するのだ。
私たちは、そこへ還るだけ。
いつか、これを日本にも伝えたい。
自分の名誉とかじゃなくて、純粋に、伝道として。
そのことがもし、望まれることなのだとしたら・・・。